
都会で中学受験をする子が増えてるのはどうして?
そんな疑問にお答えする記事です。
私は田舎育ちで高校まで公立で、大学は地方の私立。(短大からの編入後)
東京に住んでいるものの、中学受験は興味もなく我が家とは、関係ないと思ってました。
どこかの「お金持ち」や「意識高い系」の家庭がするものだと思ってました。



ドラえもんで言えばスネ夫だけかなと。
- なぜ今、首都圏で“中学受験が当たり前”になっているのか?
- 公立の内申点・高校入試・教員不足…誰も教えてくれないリアル
- 中学受験を“あえて選ぶ”家庭のリアルな判断軸とは?
- 教育格差は“情報格差”から始まる?今知っておくべき背景とは
- 中学受験を“他人事”から“自分ごと”に変えるヒント
文字からクリックで飛べます。
なぜ今、中学受験を選ぶ家庭が増えているのか?


ここ数年で「中学受験」を取り巻く環境は大きく変化しています。なぜこれほどまでに注目されるようになったのでしょうか?
首都圏を中心に「中学受験は普通」の時代に
首都圏では、小学校高学年になると「塾に通うのが当たり前」という空気があります。
中学受験は、もはや特別なものではなく、“主流の進路”のひとつになりつつあるのが現状です。
田舎出身で中学受験の情報に疎かった自分も、最初は「うちは関係ない」と思っていました。
でも、気づけば周りは塾通いばかり。
あれ?やっぱり田舎と都会は違うんだ…と痛感しました。
だからこそ思うのは―
中学受験をするかどうかは、もちろん各家庭の判断。
だけど、その上でちゃんと情報を集めて考えることが、何より大事。
「知らずにスルーして後悔する」より、
知ったうえで「やらない」と決めた方が、ずっと納得感があります。



中学受験は気軽にチャレンジできるものではないので、よーく検討することをオススメします!
私立だけじゃない、公立の中高一貫校の台頭
ここ数年、公立の中高一貫校が注目を集めています。
学費が抑えられるうえ、実績も伸びていることが理由として挙げられます。
一方で、私立の学費は上昇傾向。
物価上昇も相まって、コスパを重視する家庭の間で「公立人気」がうなぎのぼり。
特に、中堅層や共働き家庭からの支持が厚いのが特徴です。
「質の高い教育を、手の届く範囲で」―
そんなニーズに、公立中高一貫校がマッチしています。
ちなみに以下の2校は「公立中学校」で「人気&高偏差値」で高校から入ることは出来ません。
- 小石川中等教育学校:東京都立。理系に強く、東大・国公立実績も高い
- 桜修館中等教育学校:東京都立。都立中の中でもトップの人気校
以下の3校も人気の公立中学校です。
高校に「附属中」があり、外部高校募集はいずれも狭き門。
- 両国高等学校附属中学校:東京都立。少数精鋭で落ち着いた校風。旧制中学の伝統あり
- 白鷗高等学校附属中学校:東京都立。台東区という立地のよさと安定した実績
- 大泉高等学校附属中学校:東京都立。都立中で唯一の理数教育重点校(SSH指定)
高校募集のない中高一貫校が増えている背景
最近は、高校からの募集を行わない中高一貫校が増えています。
入り口は中学受験のみ。つまり、後から入りたくても入れない学校が多いのです。
理由は、6年間を通して、大学受験に向けた一貫した教育ができるから。
途中からの合流で流れを崩されたくない、という学校側の意図もあります。
「最初から中学で入った生徒だけ育てたい」そんな方針の学校が、増えています。



中高一貫校は地方ではほとんど聞かない話だったのでびっくりでした。
「内申点リスク」を回避したい親の本音
公立中学を目指す場合、「内申点」がかなり大きく影響します。
「内申点」で、受験の結果が左右されることも・・・。
その評価の“あいまいさ”が気になって、中学受験を選ぶ家庭も増えてきました。
我が家の場合、上の子が個性的でー
小学校の先生から「中学ではやっていけない」と、何人もの先生に言われました。💧
このまま公立中に行ったら、内申点がボロボロになるかもしれない。
そう思ったのが、中学受験を意識したきっかけの一つです。
結果的に、男子校の私立中に進学。
穏やかな校風も本人に合っていて、今はのびのび通っています。



公立だったら先生の評価にビクビクしていたかと思うと、やっぱり私立に行って良かったなぁとシミジミ思います。
なぜ公立ではダメなの?中学受験を選ぶ3つの理由


中学受験を選ぶ家庭には、「公立じゃちょっと不安かも…」という気持ちがあります。
公立では得られにくいメリットがあると感じている人も少なくありません。
教育環境と人間関係の質が違うから
私立や中高一貫校には、落ち着いた雰囲気の中で学べる環境があります。
教育方針がしっかりしていて、同じような価値観の家庭が集まりやすいのも特徴です。
まわりの環境は、子どもの成長に思った以上に大きく影響します。
小学校の先生にされていた、先生による上からのダメ出しが全くなくなりました。



男子校ということもあって男の子の扱いに慣れていると感じます。
生徒同士も気が合う子が気が合う子が多い印象。
「内申点」に振り回されない世界
中学受験は、テストの点数でシンプルに評価されます。
「先生の主観」が入る内申制度よりも、公平だと感じる親が多いです。
さらに、私立中学に入れば高校受験もナシ。
受験に追われることなく、のびのびと学校生活を送れるのも大きな魅力です。



中学受験をすれば高校受験がないよと子どもに伝えました。
公教育の現場に感じる“限界”と不安
最近では、公立学校の教員不足が深刻です。
担任が長期で不在になったり、先生が疲れ切っていたり。
現場のひずみを、親も肌で感じるようになってきました。
さらに、地域によっては外国籍の子どもが急増。
そのような対応に追われて、授業が手薄になるケースも増えています。
公教育に不安を感じる親が、中学受験を考えるのは自然な流れかもしれません。



私立中学ではそういう心配事を感じることがなくなりました。
教育格差が生まれる仕組みと、親ができる選択


現代においての教育格差は「本人の能力」だけでなく、親が持つ「情報量」や「判断の早さ」によっても生まれやすくなっています。
だからといって、焦って何かを始める必要はありません。大切なのは、情報を知り、ご自身の家庭にどのような選択肢が合うのかを冷静に考えることです。
中学受験をする・しないにかかわらず、早めに情報を集めておくことで、あわてずに納得のいく判断ができるようになります。
“知らなかった…”と後悔しないために今できること
情報をキャッチして準備を進めている家庭は、よりよい進路や学習環境を選びやすくなっています。
一方で、知らないまま時間が過ぎてしまうと、お子さんの選択肢が限られ、「あのときもっと調べておけばよかった…」という後悔につながることも。
だからこそ、納得できる選択をするために、今のうちから情報に触れておくことが大切。
我が家の場合、最初は「中学受験なんて関係ない」「費用もすごそうだし…」と、私自身がどこか他人事のように感じていて、あまり深く考えていませんでした。💧
日々忙しく、つい放置してしまっていました。
そんな中、ダンナが色々と調べてくれて、結果的にわが子に合った進路を選ぶことができました。
今振り返ると、ダンナが調べてくれなかったら、選択肢の少ない中で迷い、きっと後悔していたかもしれないと思います。



過去の私にちゃんと調べろと伝えたい!
なので少しでも中学受験を考えているお父さん・お母さんのためにこの記事を書いています。
地方と都市部での“常識”のズレ
首都圏では「中学受験は当たり前」という空気感もありますが、地方では「受験は高校から」が一般的。
この“地域差・違い”に気づかないままでいると、気づいた時にはスタートが遅れている…なんてことも。
私自身も地方・田舎の出身なので「高校受験からで十分」「中学受験なんて一部の特別な家庭がするもの」という感覚をずっと持っていました。
でも、子どもが育つ地域が変われば、“当たり前”も変わります。
生まれ育った価値観にとらわれず、今暮らしている地域の教育環境や周囲の動きに目を向けておくことが、後悔しない選択につながります。
「うちの子には関係ない」と思っていると…?
最初は「うちは受験しないから」と思っていた家庭でも、周囲の子がどんどん塾に通い始めると、不安や焦りが生まれることがあります。
そんなときに慌てずにすむよう、あらかじめ情報を集め、
「うちの子には、どんな道が合うのか?」をじっくり考えておくことが大切です。



うちはうち、よそはよそと思えればOK!
まとめ:中学受験を“他人事”にしてはいけない理由


中学受験をするかどうか?は、各ご家庭の方針によります。
ただ、あらかじめ情報に触れておくことで、「知らなくて後悔…」という事態を避けやすくなります。
- 中学受験をする・しないに関わらず、早めの情報収集が安心につながる
- 地域によって“教育の常識”に大きな差があるため、都市部の流れも把握しておくと◎
- 親の判断は、子どもの選択肢の幅を左右する
- 無理やり勉強させるより、学びやすい環境を選ぶという発想が大切
- 情報に触れた今が、あなたの選択のスタート地点
この記事はこれで以上となります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
中学受験に向けた道のりが、あなたとお子さんにとって明るく充実したものになりますように。
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